カテゴリ:美しいものの話( 1 )

なすび。

うんうん、そんで江戸東京博物館に行ったわけです。
両国ってあれなのね。ほんとに相撲の町なのね。
駅の構内にお相撲さんの肖像画が二枚も掛けてある
町なんて、両国だけだべ。

まあ両国両国連発してるけど、今回見に行ったものは、
まったく日本的ではありません。

エミール・ガレ展。19世紀後半から、20世紀ちょこっとを生きた人。
ガラス器が特に秀でている彼の作品は、トンボやきのこをモチーフにしたものが
有名だ。

その前に色々言いたいんだけどさ・・・。
日曜日混み過ぎ。まじうざい。
そしてみなさん黙って鑑賞してくれ。
特にばばあがうるさい。でもまあばばあは許そう。
問題なのは気取ったインテリ崩れ。
もうてめえらのくだらないゴミみたいな
知識ひけらかして彼氏納得させたいのか知らんけどさあ・・・。
君たちみたいな権威主義が芸術残したんじゃあないから
勘違いしないでね。芸術残すのは何にも知らない
99%のおバカな大衆だから。

あーすっきりした。

そうそう、ガレね。昔「ギャラリーフェイク」って漫画が大好きで、
それは美術品を題にしたものなんだけれども、それにガレが
登場して、興味あったんだよね。そんで行ったわけ。

入場料・・・960円。高い。高い。高見盛。

・・・・・。ちゃんこ。

今回の展覧会は、ガレが、初期の陶器からイスラム、ジャポニズム
文化の影響を経て、いかにアールヌーヴォーに到ったかという流れで
作品が展示されていたので、素人の僕でもかなり比較検討が容易だった。
そんでめちゃめちゃ期待していくわけじゃん、初期の陶器がスンゲえしょぼくてさあ・・・。
泣きそうだった。人多いし。インテリうるさいし。
僕は権威主義じゃないので、はっきり言います。ガレの陶器は、しょぼい。

中期に入って自然主義の影響が出てきたガレの作品は・・・。
うんごめん普通。他の人でも作れる。イスラムもジャポニズムも、
フランスにおける意義とかからすればすごいのかも知んないけど、
日本人から見れば、(北斎の絵とかを真似てるんだけど)絵の奥底にある
風景が全く感じられない。なんの匂いもしない。綺麗なガラス。ただの。

そんでまあ最後にアールヌーヴォー期なんだけどさあ・・・・。


やば過ぎ。人はどうしてここまで変われるの?見てる世界が
常人とは違いすぎる。異質。全く異質の空間がガラスの中に、
一個の世界がすっぽり収まっている。

彼の作品には植物をモチーフにしたものが多いんだけど、
それは彼が植物学についてちっちゃい頃からものすごい熱心に勉強して、
博士号とかとっちゃったくらいらしい。

だから植物モノは本当にすごかった。
ナスをモチーフにした花器。
これはほんとにナスなのか?
色も全く違うし、全体に漂う圧倒的な清涼感は何なんだろう。
全くのガラスなのに、その色、形から生命の息吹がうかがえる。
萌芽。ガレの手ひとつから生まれた、世界のの根底を変える、
新たな植物達の萌芽の瞬間だ。

ただ息を飲む。美しい。



まあこんな感じ。以上。
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by box-in-the-cherry | 2005-02-01 15:53 | 美しいものの話